【2019年度】ハプスブルク展@国立西洋美術館の徹底レポート

10月19日から開催、注目の「ハプスブルク展」に行って参りました!
オーストリアと日本の国交樹立から150周年を記念して、
ウィーン美術史美術館のコレクションを中心に構成される展覧会で、
ヨーロッパのみならず世界最大規模の領地を所有、支配し、栄光を築いたハプスブルク家のコレクション収集の歴史を、ハプスブルク家の人物を通して、時代を追いながら明らかにしております。
今回、アクセス方法からざっくりとした展示内容の紹介、グッズ情報、混雑情報をレポートいたします。

開催概要

開催期間:2019年10月19日〜2020年1月26日
営業時間:日曜〜木曜 AM9:30〜PM5:30 金曜〜土曜 AM9:30〜PM8:00
休館日:月曜日(月曜日が祝日のため振替休日となる場合は翌火曜日)
住所:東京都台東区上野公園7-7
場所:国立西洋美術館(東京・上野)
料金(当日):一般=1,700円、大学生=1,100円、高校生=700円、中学生以下=無料
また講演会やトークセッションなどのイベントが不定期で催されております。

【講演会】
1. イタリア美術コレクターとしてのハプスブルク家
日時:2019年10月19日(土)13:00~14:30
講師:フランチェスカ・デル・トッレ=ショイヒ(ウィーン美術史美術館 イタリア・ルネサンス美術担当学芸員)※同時通訳付き

2. 世界支配者はなぜ美術品を蒐集したのか―芸術コレクションにみるハプスブルク家の横顔
日時:2019年11月30日(土)14:00~15:30
講師:山之内克子(神戸市外国語大学 教授)

3. ハプスブルク家のコレクション―神聖ローマ皇帝ルドルフ2世を中心に
日時:2020年1月11日(土)14:00~15:30
講師:中田明日佳(国立西洋美術館 主任研究員)

⇨定員:各回先着130名(聴講無料。ただし聴講券と本展の観覧券(半券可)が必要)
 参加方法:当日12:00より、館内インフォメーションにて、本展の観覧券をお持ちの方お一人につき一枚聴講券を配付します。会場へは開演の30分前からご入場いただけます(整理番号順)。
※講演会のタイトル、内容等は変更となる場合があります。
【スライドトーク】
展覧会のみどころや主な作品について、スライドを使って解説します。
日時:2019年11月8日(金)、12月6日(金)、2020年1月17日(金)
時間:各回18:00~(約30分)
解説:今野佳苗(本展覧会アシスタント)
定員:各回先着130名(聴講無料。ただし本展の観覧券(半券可)が必要です。)
参加方法:直接講堂に(開場時間は各日とも開演の30分前)。

アクセス|概要

JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分
京成電鉄京成上野駅下車 徒歩7分
東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅下車 徒歩8分

アクセス|京成上野駅側から歩きました

○正面口〜遊歩道
私は京成上野駅横の正面口から5分少々上野恩賜公園を歩いて国立西洋美術館に行きました。

正面口に入ると、
2つ西洋美術館に向かう道があります。
上写真で言うと「右側の階段」を歩くか、
写っていないですが「左側の側道」を歩くかになります。
距離はどちらも変わらないので眺めが良く、
平坦な道の左側側道を選ぶことをオススメします。
下地図の「現在地」から「大噴水」の方にまっすぐ進みます。

 

○遊歩道〜大噴水手前
並木道をまっすぐ歩いていくだけです。

海外からの旅行客が非常に多かったです。
上野は大観光スポットですから当たり前ですね。
5分程度で、左=動物園、正面=国立美術館、右=西洋美術館の分岐点になる
大噴水前に到着いたします。

 

○大噴水前〜西洋美術館到着

大噴水前で国立美術館を正面にして、
右手に進むと西洋美術館にすぐ到着いたします。

正面には上野駅、右手には東京文化会館があります。

混雑情報

11月3日文化の日ということもあり、
チケット購入まで10分程度並びました。
中も非常に混雑しており、人を掻き分けて絵画を必死に観る形になります。

個人的にはガラガラよりも混雑しているくらいの方が集中できるので嬉しいです。

ロッカー情報

旅行で来られた方は気になりますよね。
小さな手荷物でしたらロッカーがいくつもございます。
1F、B1Fにそれぞれ100程度ございます。

1F
B1F

料金は100円です。
スーツケースのようなものは難しいですので、
別途上野駅周辺で預けることを検討した方が良いと思います。

グッズ情報

入口右手にグッズ売り場がございます。
写真の通り非常に混雑しております。
品揃えは豊富でコラボ商品が沢山ございます。

・スマホケース
・ポストカード
・ステッカーシール
・ノート
・服飾品など

詳細は公式HPをご覧になってください。
https://habsburg2019.jp/event/#/goods/

それではいよいよ展示内容について簡単にご紹介いたします。
ハプスブルグ家代々のコレクション、特に肖像画や神話に基づく金銀細工などが沢山展示してあります。
テーマに沿ってご紹介します。

 

展示内容|①コレクションのはじまり

まずは地下1階のコーナーです。
ハプスブルグ家の祖・マクシミリアン1世のコレクションを中心に展示してあります。

・ローマ王としてのマクシミリアン1世
戦争は他国に任せておけ。息子と娘を結婚させたことでスペインにも影響を。
地下に降りるとマクシミリアン1世の甲冑が展示してあります。
甲冑の数はフェルディンナンド2世のものもあり、合計4つ。

・ほらがいの水差し
ギリシア神話トリトンが貝を背負う。
渡来物のほらがいは殺菌作用があるとされていたらしい。

・オーストリア大広フェルディンナンド2世
コレクション収集者、絵画に加え金銀細工、百科全書揃えていた。

・フェルディンナンド2世の甲冑
スカート型で80のパーツから成り立つ。

展示内容|②ルドルフ2世とプラハの宮廷

・神聖ローマ皇帝ルドルフ2世
白いレースの襟に黒ずくめでスペイン風の服装。

・スプーンと小籠
スプーンはルビーと金から作られており、小籠はインドもしくはインドで学んだポルトガル細工士が作った。

地下一階はこれで終わり、上の階に登ります。
入ると左手には神話にまつわる1600年代の絵が沢山展示してあります。右手にはアルブレヒト・デューラーによる「ヨハネス・クレーベルガー(商人)」の美しい絵を中心に様々な人物画があります。

・ヨハネス・クレーベルガー
デューラーは、当時成金として評判の悪かったクレーベルガーの悪評を払拭すべく、美しく描いたとか。

・オデュッセウスとキルケ
魔女に部下を動物へ変えられたオデュッセウスが、魔女に取りいって交渉する絵。勇敢な皇帝を比喩しております。

隣の部屋に入ると真っ赤な壁のブースになり、フェリペ4世などスペインのターンに入ります。

展示内容|③スペイン・ハプスブルク家とレオポルト1世

スペイン国王フェリペ4世や妻イザベルの肖像を中心に様々な人物画が展示してある。

・青いドレスの王女マルガリータ・テレサ
ハプスブルク家レオポルト1世の許嫁で、紹介の際に着たドレスを描いている。
パンフレットの王女は彼女である。

・神聖ローマ皇帝レオポルト1世と皇帝マルガリータ・テレサの宮中晩餐会

展示内容|④フェルディンナンドカールとティロルのコレクション

ティロルを拠点としたハプスブルク家傍系のフェルディンナンドカールのコレクションを展示。
イタリア系のメディチ家もここから入ってくる。歴史画が多め。

・クレオパトラ
アントニウスを失った悲しみと捕虜になる屈辱から、蛇に胸を噛ませて自殺した様を描いている。この絵を描いたダンディーニは歴史画が得意。

展示内容|⑤レオポルト・ヴィルヘルム芸術を愛したネーデルラント総督

最も重要なコレクターヴィルヘルムのコレクションの展示で、ネーデルラント(オランダ)モノが多い。

・ベネデットヴァルキの肖像
描いたテイツイアーノは非常に評価されており、画家にも関わらず貴族の名誉を持った。多くの皇帝画を描いた。

・ホロファルスの首を持つユディト
テイツイアーノの後継者がヴェロネーゼ描く、娼婦ユディトがアッシリア軍の大将の首を取るシーン。こめかみにシワが寄っており臨場感がある。

以降、スペインの影響を受けたヴィルヘルムのネーデルラントコレクション故に宗教画が多い。

・キリスト捕縛
ピューリタン革命でイングランドハミルトン公からヴィルヘルムが入手した。

・ユピテルとメルクリウスを歓待するフィレモンとバウキス

 

途中で隣のブースに移ります。隣は、オランダ絵画中心に展示してあり、
風景や静物、風俗など身近な作品が多いです。

 

・使徒パウロ
レンブラントの作品

展示内容|⑥18世紀におけるハプスブルク家と皇室ギャラリー

女帝マリアテレジアの時代です。

・マリアテレジア
息子のヨーゼフと共にハプスブルク家のコレクションを整理し、民衆に無料展示するようになりました。

・フランス王妃マリーアントワネットの肖像
右上にルイ16世の銅像が描いてあるのが面白い。ファッションリーダーとしてのマリーを表す。

・聖母子
幼いイエスが祝福する様を描く。珍しいらしい。

展示内容|⑦フランツヨーゼフ1世の長き治世とオーストリア=ハンガリー二重帝国の終焉

ナポレオン帝国により神聖ローマ帝国が解体された後のコレクションです。遂に終盤、最後のブースになります。

・聖シュテファン大聖堂の前を馬車で行くオーストリア=ハンガリー二重帝国皇帝フランツヨーゼフ1世

・薄い青のドレスの王妃エリザベト
フランツヨーゼフの妻。細いウエストが特徴。
宝塚歌劇団でも彼女の演目があるほど有名ですね。

エリザベトの肖像画で終わりになります。

出口を進むと音声ガイド返却コーナーがあり、
エスカレーターを上がってグッズコーナー前に到着します。

学生時代に勉強したハプスブルグ家について、
改めて思い出しながら勉強できたので、
振り返りという意味でも非常に意味のある美術展でした。
普段美術展に行かない方も是非足を運んでみてください!

 

 

 

まとめ

まとめ▼

・場所は上野・国立西洋美術館
・海外観光客で賑わう
・世界史選択だった人は絶対行くべき
・美しい作品が多いので飽きない
・休日、祝日はある程度混雑している